Eee PCとかネットブックがデスクトップやA4ノートを駆逐するか? A4ノートじゃ家モバ・寝モバができないでしょ
《2008年7月25日》 《カテゴリー:デジタルグッズ》
Eee PCなんて画面もキーボードも小さくて常用できない。
こんなのがデスクトップやA4ノートを食うわけがない。
そんな意見があったので一言。
Eee PCとかネットブックを何時間も仕事で使うのは無理。
写真とかビデオとかを編集するのも無理。
メインのPCにはなりえないというのは事実です。
また、小さいPCはモバイラーが飛びついているだけ。
一巡したら売れ行きがにぶるというのは、
半分くらいは正解かもしれません。
ネットブックが力を発揮するのは、
家モバ(家の中でモバイル)とか寝モバ(寝ながらモバイル)で、
セカンドマシンとして気軽に使うシーンです。
ブラウザさえある程度快適に使えればいい。
ニュースとかちょっとした調べ物に使う他、
ブログの更新もちょっとしてみようかなという程度のライトユースです。
携帯電話じゃ画面が小さいし読み込みが遅い。
かといってわざわざデスクトップPCのところまで起きていったり、
机の上を片付けてA4ノートを開いたりするのは面倒だ。
携帯電話とメインのPCをすきまを埋めるのがネットブックだと思います。
でも、実際はA4ノートやデスクトップPCといった高性能PCを、
家庭内で本当に必要としているユーザーはそれほど多いと思えず、
ネットブックの比率が次第に高まっていくのではないかと予測します。
ネットブックはモバイラー向けでなく、
家モバ・寝モバをターゲットとしてマーケティングしてみては?
まあネットブックというのは現在の技術の制約があって存在するもので、
今後は形態を変えていくことになると思います…
8型クラスの比較的大きな画面を備え、
無線LANやWANに対応していてどこでもワイヤレスでネットにつながり、
重さは500グラムくらいで薄いシート状になっている。
電池は10時間持つので通常利用なら2~3日は充電不要。
こんなデバイスが5万円で手に入るようになれば、
従来のPCがニッチな存在に追いやられるのは当然だと思いませんか。
ワンセグとかおサイフケータイとか余計な機能はつけないでね(^^)/
投稿者 yasu : 02:26 | コメント (0) | トラックバック (0)
Eee PC 901を買った。モバイルノートならこれで十分
《2008年7月22日》 《カテゴリー:デジタルグッズ》
7月12日の発売日当日に買ってきました。
ビックカメラに夜の8時くらいに行ったんですが、
その時点でも在庫が残ってました。
こんなに弾を用意していたんだとびっくり。
で、使ってみた感想を書き残しておきます。
(1)パフォーマンスは十分
パワーセーブモードにして使っていますが、
ネット端末やワープロとしては十分すぎるほどの性能。
YouTubeなんかも普通に見られるのでこれ以上のパワーはいりません。
デスクトップPCもATOMで組もうかと思うくらい。
(2)SSDの書き込みが遅い
CPUはそこそこですが、
SSDの遅さが気になることも。
買ってきてすぐはいろいろアプリをインストールしますが、
その途中で固まったように動かなくなることもしばしば。
書き込みが追いつかなくなっているようです。
Cドライブの4GBはちょっと少ない。
まだ一般向けとは言えないでしょう。
701に比べると、まだましではありますが。
(3)Let'snoteがピンチだと思う
R4(SSDに自分で換装)を持っています。
R4とEeeのフットプリントはほぼ同じ。
持ってみるとやはりEeeのほうが少し重い。
パワーはそれほど変わらない。
電池のもちはもしかしたらEeePCのほうがいいかもしれない。
4時間のセミナーがあってずっとEeePCで記録をとっていたけど、
40%くらい電池が残ってました。
R4の利点は画面が少し大きいことと頑丈なことくらい。
そこに10万円のプレミアはないと思います。
100メートル防水で3メートル落下試験なら考えを改めるかも。
パナはタフブックの路線しかないのでは?
(4)nLiteでカスタマイズしてみた
さすがにCドライブがきついので、
nLiteでWindowsを軽量化してからクリーンインストール。
そのとき少し設定をいじってDocuments and SettingsをDドライブに作成。
しかし、Dの書き込みが遅いのか、プチフリーズしまくり。
CrystalDiskMarkで調べるとDの書き込みレートはCの半分以下。
仕方ないのでディスクを作り直してD&SをCに戻しました。
いいアイディアだと思ったんだけど…
インストール直後の空きは2.4GBくらい。
オフィス2003とかATOK2008とかいろいろ入れても1.8GBはあいてます。
クリーンインストールのディスク作りはこの掲示板が参考に。
http://forum.eeeuser.com/viewtopic.php?pid=313312
ルートのファイル名はSP2じゃなくてSP3に変える必要がありますが、
それ以外は同じ方法でいけるはず。
(5)次の世代でブレイクするか
なんだかんだいっても、
現在のEeeはまだ万人向けじゃない。
SSDのサイズが今の倍になればブレイクするのは間違いないと思う。
そのころはチップセットも省電力になって、
1kgで10時間駆動が実現する可能性も高い。
(しかも値段は5万円台)
デスクトップがニッチになりつつありますが、
次はEeeをはじめとするネットブックが、
ミドルレンジ以下のノートを侵食してくのではないかと思います。
そういえば、
ソニーがVAIOの再定義とかしたらしいですが、
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0717/sony.htm
まあ、方向性としてがんばってほしいところではあります。
かつてのVAIO Rとかワクワクしたものだけど、
新しいVAIOを見てもぴんとこない。
パソコン産業が今の日本の携帯電話みたいにならないことを祈っています。
投稿者 yasu : 16:27 | コメント (0) | トラックバック (0)
電子定款とオンライン申請システムで会社設立
《2008年7月19日》 《カテゴリー:会社設立》
今回の会社設立はすべて自分で手続しました。
司法書士とかお願いしていません。
(税理士さんには事前に相談していますが、手続はすべて独力で)
会社の作り方の本はたくさん出ていますが、
今回は可能な限り電子で手続を試みました。
電子定款を使って認証を受けて、
法務省のオンライン申請システムで登記申請しました。
しかし、なかなか細かい情報がネット上にもなく、
法務局に電話でやり方を聞いたり、
適当な方法で申請してやり直しが必要になったり、
なかなか一筋縄ではいきませんでした。
いろんな方から電子定款やオンライン申請のやり方について聞かれます。
時間があるときにしっかりまとめようとおもっていますが、
その前に自分のメモを公開します。
迷いそうなポイントはすべておさえてあるはずなので、
もし会社設立を考えている方がいらっしゃれば、
この通りにやればできるはずです。
(少しずつアップデート&ブラッシュアップしていきます)
■準備作業
会社の名前を決める。
念のために商号調査。
ハンコをつくる。
・代表者印
・銀行印
・角印
自分はここを使った。
http://www.hanko-direct.co.jp/c-index.html
6,040円。
7/3注文、7/4夕方に届いた。
日本公証人連合会(http://www.koshonin.gr.jp/index2.html)。
「会社定款記載例」の定款サンプルを丸ごとWordにコピー。
自分の会社に合わせて書き換える。
定款の謄本交付手数料は「700円+20円×枚数」になる!
枚数を減らした方が少しは安くなる。
定款の最後の文句。
電子定款の場合は次のようにしめる。
「以上、株式会社××設立のためこの定款を作成し、発起人が次に電子署名する。」
区役所で住民基本台帳カードを作成する。
「公的個人認証サービス」の証明書も同時に申し込みする。
発行手数料は500円(住基カード)+500円(証明書)。
パスワードはけっして忘れないようにする。
個人で印鑑登録をしていないときはここで登録しておく。
オンライン登記でも印鑑証明書は2通必要。
定款の認証時、印鑑届書の提出時。
手数料は200円(印鑑登録)、300円×2(印鑑証明)。
ICカードリーダーを購入する。
e-tax対応をうたう製品ならなんでも。
3000~4000円で買える。
接続時はドライバのインストールが必要。
■ソフトの環境整備
JREをインストールする。
バージョンに注意。
法務省指定のバージョン以外は受け付けない。
ちゃんと最初にインストールしておく。
http://java.sun.com/products/archive/j2se/1.4.2_17/index.html
公的個人認証サービスのクライアントソフトをインストール。
役所でCDをくれるのでそれを使う。
こっからダウンロードすることも可。
http://www.jpki.go.jp/client/index.html
クライアントソフトのユーティリティを使って
・ICカードリーダーの選択
・JREへキーの登録
の2つを行なう。
これを忘れると電子署名ができない。
Adobe Acrobatを導入しておく。
対応バージョンは5~8。StandardもしくはProfessionalが必要
バージョン9は未対応。今のうちに在庫をゲットする。
ここからPDF署名プラグインをダウンロードしてインストールする。
http://shinsei.moj.go.jp/usage/zyunbi_PDF.html
ここから先は法務省のサイトの手順を見ながら作業を進めていく。
http://shinsei.moj.go.jp/usage/zyunbi.html
(ステップ1)証明書の取得と登録(笑)
(ステップ2)このステップは不要。JREはもうインストール済み
(ステップ3)オンライン申請に必要なプログラム環境とインストーラ
(ステップ4)このステップは不要。住基カードのこと
(ステップ5)サイトでユーザー登録
(ステップ6)操作ガイド。ダウンロードしてもどうせ読まない
さらに「登記申請書作成支援ソフトウェア」をダウンロードしてインストールする
http://shinsei.moj.go.jp/usage/zyunbi_shougyou.html
これで必要なソフトはすべて入った。
ソフトはしばしばバージョンアップしている。
バージョンが変わるとやり方が変わるかも。
■定款の認証
管轄の公証役場に電話をして「会社定款の電子公証をお願いしたい」と伝える。
7/3夕方5時くらい。定款の原案を公証役場へFAXする。
翌日7/4午前10時くらいにFAXで返信がきた。
細かい修正点と公証人の名前が通知される。
ワードで修正を加える。
プリントアウトして間違いがないかを再度確認。
公証役場に電話をかけて読み合わせ。
定款のPDFファイルを作成し、Adobe Acrobatで開く。
「文書」→「電子署名」→「この文書に署名」の順にクリック。
電子署名の印影を貼り付ける場所をドラッグで指定。
最後の発起人の名前を列挙したところをドラッグ。
次にダイアログが開いたら「Signed PDF」を選ぶ。
自分の名前や電子証明書のパスワードを入力する。
パスワード確認に15秒くらいかかる。うまく行くのかちょっと不安。
発起人の数だけ同じ操作を繰り返す。
署名が終わると同時に保存されるため、改めて上書き保存の必要はない。
電子署名付きの文書を開くと「署名を確認できない」とエラーが表示さえる。
だが、このエラーは問題ない。
電子署名プラグインは署名するだけで、署名を確認する機能がないため。
あらかじめ電子署名は別の文書で練習しておくのがおすすめ。
法務省のオンライン申請システムにアクセス。
開いている時間の制限に注意。
午前8時半から午後8時まで。
「電磁的記録の認証」みたいなのを選ぶ。
公証役場と公証人を選択して、署名済みのPDFファイルを添付。
ファイル名は英字のみにしておくこと。
送信ボタンをクリックしてサーバーに登録。
送信時にも電子証明書で署名を付ける。
12時40分くらい。
これ以降、データの修正はできない。
(お金を払って認証しなおすなら別だが)
公証役場から3時半くらいに電話。
確認したので都合のいい時間に来てくれとのこと。
すぐに出向く。
持って行くもの
・空のCD-RやUSBメモリ、FD
・印鑑証明 1通300円
・他の発起人がいるならその委任状も
委任状の文句は次の通り。
-------------
私は××を代理人と定め、下記権限を委任する。
株式会社××の設立に際し、添付のとおり電磁的記録であるその原始定款につき発起人の電子署名を自認し、公証人の認証を受け、書面による同一情報の提供を受領する嘱託手続きに関する一切の件。
-------------
委任状と定款のプリントアウトをホッチキスでとめ、
ページごとに割り印をしておく。
20分くらいでCD-Rに署名済みのファイルと証明書を焼いてくれる
これは大事に保管しておく。
メールが来る。
差出人は法務省オンライン申請システム。
-------------
手続名 電磁的記録の認証の嘱託
提出された申請が「手続終了」となりましたので,お知らせします。
なお,本システムの処理状況一覧にある「処理状況」も併せてご確認願います。
-------------
だから直接行ってもらってきたのに、
こういうシステムなんだ。。。
■登記
法務省の注意書き。
いちおう目を通しておく。
http://www.moj.go.jp/MINJI/minji140.html
作成すべき書類。
定款の作り方によっても異なる。
・取締役就任承諾書(取締役の数だけ)
・代表取締役選任および本店所在場所決議書
の2通をそれぞれPDFファイルで作成して電子署名する。
やり方は定款の時とおなじ。
印鑑証明はいらない。電子証明書が印鑑証明の代わりになるため。
資本金の払込証明書は、
「通帳の表紙」「1ページ目」「残高のあるページ」
の3つをスキャナで取り込んだ。
これに電子署名を付けて送信したが、
このやり方はダメだという。
払込証明書は会社の代表印をつくことになるので、
個人の電子署名では代用できない。
登記申請書作成支援ソフトウェアで申請書を作成する
登記すべき事項(別紙)とはOCR用紙に書く内容のこと。
数字なども含めすべて全角文字を使うことに注意。
定款の該当箇所をそのままコピーするのが確実。
「公告をする方法」は定款でも電子公告を選択した。
定款では電子公告のURLを記載しなくてもかまわないが、
登記申請書には公告するURLを記載しておく。
こんなかんじ。
2行目のURLを追加するだけでOK。
-------------
電子公告の方法により行なう。
http://www.center-left.com/koukoku/index.html
ただし、事故その他やむを得ない事由によって電子公告による公告をすることができない場合は、官報に掲載する方法により行なう。
-------------
決算公告は中小であっても義務付けられていて、
本当は官報とかに何万円も出して掲載しなければならない。
電子公告なら簡単に掲載ができるため、
脱法状態になることを防げる。
申請書の記入が終わったら、下にある「チェック」ボタンをクリック。
書式がチェックされ問題点が表示される。
半角文字がまじっているとだめ出しをくらう。
バグをつぶしたら再び「チェック」ボタン。
チェックに通ったら「終了」をクリック。
次はオンライン申請システムにアクセスしてデータを送信。
取締役就任承諾書などのPDFファイルも一緒に添付。
定款を添付するときだけ「公文書」をクリックするのがポイント。
7/7の午前に申請完了。
この日が会社の設立日になる。
登記が完了した日ではない。
登録免許税はペイジーでオンライン振込できる。
法務省のサイトから印鑑届書のPDFファイルを入手して印刷。
http://www.moj.go.jp/ONLINE/page.html#11
会社の代表者印と代表取締役の実印をついて、代表取締役の印鑑証明とともに法務局に提出する。
このときいっしょに払込証明も持って行く。
結局、現時点では完全なオンライン申請は無理。半ラインになってしまう。
郵送でもかまわないようだ。
■補正と登記完了
補正の連絡あり。
7/11の午前11時頃。
登記すべき事項の前に付ける数字について。
カッコが抜けているのを直せとのこと。
定款では「(1)出版物の企画、執筆、編集、制作」みたいになっていたのを、
申請書では「1 出版物の企画、執筆、編集、制作」としていた。
ここまできっちり書式を合わせないとダメなのか。。。
登記申請書作成支援ソフトウェアで補正の申請書を作成する。
間違いがあった部分だけを書き込む。
申請方法は前回とまったく同じ。
必要なファイルがあるときは添付し、電子署名を付けて送信する。
7/15の午後4時頃メールあり。
-------------
審査が終了しましたので,お知らせします。
なお,本システムの処理状況一覧にある「処理状況」も併せてご確認願います。
-------------
だが、仕事で外に出ていたので確認できず。
家に帰ってきたのが8時を過ぎていて、システムの利用時間も過ぎていた。
けっきょく内容を確認できたのは翌日の朝。
7/16午前。
法務省のサイトから「印鑑カード交付申請書」「登記事項証明書」のPDFファイルをダウンロード。
必要事項を記入して法務局に持って行く。
5分くらいで印鑑カードと登記簿謄本ができてきた。
ここまでひとりでやった自分をほめてあげたい。
次は税務署。
e-taxでやる?
いや、今はそんな元気ない…
投稿者 yasu : 11:12 | コメント (0) | トラックバック (0)
会社を作りました
《2008年7月18日》 《カテゴリー:会社設立》
ブログを更新するのは1年5カ月ぶりになります。
しめきりを過ぎた原稿をかかえているのに、
のんきにブログなど書いていては申し訳ない。
そういった理由でごぶさたしておりましたが、
今日からぼちぼち再開したいと思います。
これまで個人事業主として仕事をしてきましたが、
7月7日に会社を設立し、
7月15日に登記が完了しました。
株式会社アルジェントという名前です。
(アルジェントとは妻がやっているアクセサリ教室の名前)
まあ会社になったといってもやることは変わらないのですが…
「会社にした!」というと、
皆さんから「もうかってるんだー」と言われますが、
そんなに景気がいいわけではありません。
(自分がフリーになった2000年前後がいちばん景気が良かった)
「個人よりも法人の方が税金が安く」なるという話をよく聞くかもしれません。
しかし、実際に計算してみると、思ったほど安くならないし、
事務の手間が増えたり、税理士への顧問料が増えたりで、
わざわざ会社にするメリットはあまりありません。
(このあたりの計算はまた別の機会に…)
それなのに会社を作ろうと思ったのは、
「会社経営をしてみたかったから」という理由です。
アルバイト、会社員、個人事業主といろんな立場で仕事をしてきましたが、
次は経営者という立場でも仕事をしてみたい。
せっかくの人生だからいろんな経験をしてみたい。
それが最大の理由です。
もう一つは、
会社を作ることが今後の仕事のネタにもなるのではないかなあ、
という漠然とした期待です。
今年の5月に「FP技能士3級」、6月には「簿記検定3級」というのをとりました。
ファイナンシャルプランニングとコンピュータを組み合わせることで、
新しい仕事ができれば面白いなあと…
ファイナンシャルプランニングには会社の動かし方もしっておいた方がいいし。
秋にはFP技能士2級と簿記検定2級も受ける予定です。
というわけで、
関係者の皆さまには今後もよろしくお願いいたします。
投稿者 yasu : 09:56 | コメント (2) | トラックバック (0)
マイクロソフトの混乱したネット戦略と過大評価されたGoogleのビジネスモデル
《2007年2月23日》 《カテゴリー:Windows Vista》
PCWatchにこんなコラムが掲載された。
Vistaのマーケティングに透けて見えるMicrosoftのジレンマ
- Vistaの最大の特徴は.NET Framework 3.0を標準で搭載したことである
- OSのフル機能をネットサービスで利用できるようになる
- この背景にはGoogleの追い上げがある
- Microsoftは「源泉徴収モデル」、Googleは「広告収益モデル」である
- Microsoftは源泉徴収と広告収益の間でゆれている
要約するとこういうストーリーである。「源泉徴収モデル」というのはうまい呼び方だと思うが、 記事自体は具体的なデータの裏付けがないので、まゆにつばして読むしかない。まあ、誰でも漠然と感じていることなので、 そう大きく外してはいないだろう。
だが、広告収益モデルがそれほど魅力があるものなのか? ちょうど先日、電通が日本の広告費 (オリジナルのデータはこちらのファイル) を発表した。2006年の総広告費は5兆9954億円。毎年多少の増減があるが、この数年大きな変動はない。 仮にそのうちの1割をおさえたとしても6000億円。利益率が高い商売なので確かに大きな数字ではあるが、 広告費は天井がある程度は決まっている。
とはいっても、電通の調査によるとインターネット広告費は3630億円、 そのうち検索連動広告費は930億円ということでまだまだ伸びる余地はある(日本企業がGoogle AdSenseに出した広告費は電通の数字に含まれているのだろうか?)。自分は経済や経営が専門ではないので、これ以上はつっこまない。
マイクロソフトのネット戦略については、元MSKKのマーケッターがこんなことを書いている。
マイクロソフトのLiveに見る混乱したブランドがたどる道
自分もLiveが何だかよく分からなかった。去年の年末にちょっとした機会があり、マイクロソフトでレクチャーを受けて、 初めてどんなものかを理解したくらいだ。この業界にいる自分でこの程度の認識だったから、一般のユーザーがどうなのかは推して知るべし。 ただし、Liveは非常にがんばって作っているサービスであるのは事実。マイクロソフトらしく見せ方はうまいが、 ネットの世界にパラダイムシフトを起こすような画期的なアイディアが欲しいところ。今のままではGoogleの後追いでしかない。 WPFで3DコンテンツもOK? それは売りにならないと思うなあ。
でも、これだけは興味ある。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/1211/ms.htm
これこそAjaxでなく、WPFで作ればいいのに。そうしたら、みんなVistaを買わざるを得なくなる(笑)。
Vistaのおまけが独自ドメインということで。
投稿者 yasu : 08:53 | コメント (0) | トラックバック (0)
30型液晶ディスプレイ「Dell 3007WFP」をどう活用すべきか。ゲームですか?
《2007年2月22日》 《カテゴリー:デジタルグッズ》
30型の液晶ディスプレイ「Dell 3007WFP」を買ってから、いろんなところで自慢して回っている。 「30型なんて必要なのか?」と聞き返されたら、「XGAの仮想マシンを同時に4つ表示できる」と答えると、みんな「それはすごい。快適だ」 という反応が返ってくる。でも、横が690ミリあることを伝えると、半数以上は「自分のデスクには置けない」と悲しい顔になる。 机よりでかいディスプレイだ。
で、ある雑誌でディスプレイの記事をやることになって、大型のディスプレイも取り上げようということに。 そういうわけで3007WFPについてぐぐっていたら、こんな記事を発見した。
2560×1600ドットの解像度をみんなに──デル「3007WFP」
ITmediaに掲載された3007WFPのレビュー記事であるが、読んでぶっ飛んだ。 「目的意識がはっきりしているゲームユーザーにとって(中略)価値のある製品だ」という結論。どういう意図があるのだろうか?
デルのリアルサイトで「こんなディスプレイ、どんな人が買うの?」と聞いてみたところ、「みなさん仕事で使う人ばかりですね。 個人で購入される方はほとんどいらっしゃいません」という答えだった。デザイナーだとかトレーダーとか、「高解像度が必要だけど、 Apple Cinema Displayを買う余裕はないよ」という人が3007WFPを買うものだと思っていた。 確かにゲーマーにも価値はあるかもしれないが、パーセンテージとしては小さいはず。
このレビュアーがゲーム大好きであり、それ以外に使い道を思いつかなかったのか? それともデルから 「ゲーマーに対して3007WFPを拡販したい。ゲームに最適、という取り上げ方をして欲しい」とリクエストがあったのか? はてまた直販ではゲーマーが大量に3007WFPを購入していてリアルサイトの人がそれを知らなかったのか?
あと、このレビュアーはディスプレイのAV利用にこだわっているようだが、 自分が想定している用途ではAV対応なんてどっちでもかまわず、ディスプレイ側で細かな設定ができないところは気にならない。 クリアに表示してくれればそれで十分。輝度がもう少し落ちれば良かった。
気になったのは「HDCP対応のDVD-Iインタフェースを有しているので、3007WFPもAV利用に問題ない」のくだり。 DVD-IはDVI-Dの誤植であるのはさておき、HDCP対応をどう活用することを想定しているんだろう?
もしかしてDVI-HDMIケーブルを使って、PS3とかBlueRayレコーダとかつなぐっていうこと? それなら 「AV利用は問題大あり」だ。3007WFPはスケーリングの機能がなく、ドットバイドットでしか表示できない。もうひとつ、 3007WFPは画面モードが2つしかなく、2560×1600ドットで表示できないときは、1280×800ドットになってしまう。 仕様書にもちゃんと書いてある。 2560×1600ピクセルを出力できるHDMI1.3に対応した機器なら全画面で迫力ある映像が見られるかもしれない。 現時点ではPS3以外にあるのかなあ。PS3は3007WFPにつながらないとどこかで見たぞ(未確認)。かりにPS3がつながるとしても、 3007WFPを「AV利用に問題ない」なんて言えるのか?
文脈からして考えにくいが、「HDCPに対応しているならPCにつないでHDコンテンツも見られる」ということなら、 DualLink出力時にHDCPがイネーブルになるグラボをぜひ紹介して欲しい。まあ、 PCでHDコンテンツを見る人が現時点でどれくらいいるのか疑問なので、どっちでもいいことだが。将来的にHDコンテンツ (デジタル放送なんかも含む)が充実してきたときは、グラボのHDCP対応が重要な問題になると思うけどね。 そのときはチップ側も対応が進んで、ミドルレンジでもDualLinkのHDCPがサポートされるようになるだろう。
投稿者 yasu : 20:32 | コメント (0) | トラックバック (0)
地上デジタル放送を見直す運動ってないんでしょうか? 今からでも計画を凍結すべき
《2007年2月22日》 《カテゴリー:ニュース》
地上デジタル放送への移行計画について疑問を呈する記事。
アナログ放送停止で発生する大量の地デジ難民
地デジ計画の問題点をきちっとまとめてあります。地デジを評価する上でぜひ目を通しておきたい。 地デジへ移行すると次の人たちはテレビを見られなくなる。
- 大量の「地デジ見ていたはずなのに」難民・・・・自分のせいなのに?暴動化
- 大量の「個室副テレビ地デジ」難民・・・・若者は黙ってネットに移行
- 「山間・僻地の本当の地デジ」難民・・・・もはや表彰モノ
- 「長屋・アパート等で発生する都市型地デジ」難民・・・公明党の支持母体消滅?
うちの実家も地デジテレビなのに、地デジでは見ていない。「1」のパターンだ。京都ではUHFアンテナの方向を変えるか、 増設をしないと地デジを見られない。
実家ではなく、うちの場合も「2」が該当しそう。仕事部屋に地デジ対応のテレビはなく、チューナカードがささったパソコンがあるだけ。 複数枚のチューナカードがあるけれど、これがすべてゴミになる。また、リビングのHDDレコーダもゴミになる。 未だに量販店ではアナログのレコーダを売っているけど、建前では2011年にゴミになるという事実をみんな知った上で買っているのだろうか? (知っていても「どうせ2011年には止まらないよ」と思っているんだろう。自分もそうである)
東京の住民として許せないのが、墨田区にたてるという新しい放送塔。すみだタワーとか新東京タワーとか言うらしい。これが建ったら、 うちの屋根に立っているUHFアンテナの方向を変えなきゃならない。誰か費用を負担してくれるのか? アンテナの調整が必要になることを広報しているのか? おそらく数百万世帯が影響を受けるはずなのに、 すべてスムーズに工事をすませられるのか誰か検討しているのか? 墨田区は盛り上がっているだろうけど、 余所の村おこしで余計な出費を強いられるのは納得できない。
ちなみにうちでも地デジのテレビはあるけれど、地上波はアナログで見ている。それでも画質は十分にきれいだ。 地デジで見る必然性はなにもない。もったいないのでたまに切り替えることはある。だが、 データ放送は役立たずなので最初に試して以来使っていない。インターネットが普及していない時代に作ったものだから、 データ放送は捨ててもいいのではないか。番組連動のコンテンツというものもほとんどないようだ。
そうだ、忘れていた。番組表は役に立っている。番組表でチャンネルを確認してから、アナログで見ている(笑) 地デジはチャンネルの切り替えが遅いから嫌いなのだ。技術者には言い分があるだろうが、消費者は納得しないぞ。 HD画質の画面がきれいなテレビと、従来画質でチャンネルの切り替えが速いテレビの2つがあったら、 迷うことなくチャンネルの切り替えが速いテレビを選ぶ。
こんなニュースもある。
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070217AT3S1602Q17022007.html
税金を使って地デジチューナを配布するという案だ。
これからも地デジ切り替えに日本全国では数千億という単位の巨額な出費が必要になるはず。今からでも遅くはない。 きっぱりと地デジを凍結して、時代に合った方法を再検討すべきだろう。今までの投資は無駄になるにしても、これ以上キズを広げる心配はない。 電波の有効利用を考えるのであれば、地デジのチャンネルを開放して、もう一度アナアナ変換をやるという方法もあるじゃないか。
地デジ見直し。そういう運動があるのであれば、微力ながらも支援したいと思います。
ちゃんと考えないと、「話題の番組はYouTubeで見られるし、Rimoも始まったから、別にテレビがうつらなくてもいいや」 ってなるんじゃないですか>放送局
投稿者 yasu : 11:21 | コメント (0) | トラックバック (0)
Windows Vista 10の誤解。確かにいろんな誤解があるけれど、別の見方もできるはず
《2007年2月22日》 《カテゴリー:Windows Vista》
ZDNet Japanに日本語訳が掲載されていた記事です。
噂は信じるな! Windows Vista 10の誤解
10の誤解を列挙すると、
- Vistaを使うには、新たにハイエンドPCを購入する必要がある
- Vistaを導入すれば、すべてのセキュリティ問題が解決される
- VistaはWindows XP SP2よりもセキュアというわけではない
- Vistaの新しい点は見た目だけだ
- Vistaでは他のOSとのデュアルブート環境を構築できない
- VistaにはOffice 2007が必要だ(または、同梱されている)
- 既存のアプリケーションや周辺機器の大半は、Vistaでは動作しない
- デュアルコアマシンに搭載するVistaはPremiumバージョンでなければならない
- Vistaではリッピングした楽曲を再生することができない
- Vistaの価格はXPよりも格段に高い
すべてについて間違いである根拠を示せる人は少ないのではないだろうか。 Vistaに対して正確な認識を持つ上ですぐれた記事であると思う。
だが、注意すべき点もある。「3」のVistaはXPよりもセキュアであるという項目。 確かにUACによって許可しない不正プログラムの実行を防止できたり、Internet Explorerが保護モードで動作しているためにHDDへのアクセスが事実上できなくなっていたり、確かに安全にはなっている。だが、 「2」にもあるようにウイルス対策ソフトが不要になるわけではない。あまりセキュアであるという面を強調しすぎると、 セキュリティ対策はもう不要なのかと誤解さえるおそれがある。
「6」のVistaではOffice2007しか動かない、という誤解もよく見かける。というか、 販売店でもVistaとOffice2007を並べて、さらにセットで割り引きなどしているから、 知らない人はOffice2007へのアップグレードも必要なのだと誤解してしまう。 わざわざ誤解するように販売店やマイクロソフトがユーザーを導いているのだと勘ぐられても仕方ない。
「7」の既存のアプリケーションも大半はVistaでも動作する、という項目はちょっと微妙だろう。なにをもって「大半」 と呼ぶかで答えは変わってくるが、XPからの移行では9割以上の人が互換性に悩まされるはず。 もっともユーザー数が多いと思われるウイルス対策系のソフトではアップグレードが必須になるからだ。 特にシマンテックは最新版の2007に移行しないとVistaに対応できない。また、 自分の環境でもVistaに未対応で利用できないソフトが複数ある。「大半」がどうこうという問題ではないと思う。また、 互換性設定のダイアログで解決できるという話もあるが、一般のユーザーにその設定を求めるのは現実的でない。
「10」は微妙な問題だ。確かに価格は上がっていないように見えるけれど、うまく上位のエディションへ導入するように工夫されている。 メーカー製マシンの場合、XPではほとんどがHome Editionだったが、VistaではHome Premiumが主流になっている。メーカーへの卸価格がどうなっているのかは分からないが、 おそらく5,000円程度の上乗せになるのではないか。また、自作ユーザーも「どうせならUltimate」ということで、 従来よりもOSに対しての支払いが増えてしまう。 マイクロソフトもUltimateが魅力的に見えるようなマーケティングを積極的に行っている。 もちろんユーザーには選択の余地があるわけだが…。
投稿者 yasu : 10:46 | コメント (1) | トラックバック (0)
アクティベーションの猶予期限が切れ、機能制限モードに入ったWindows Vistaを復活させる方法があった
《2007年2月20日》 《カテゴリー:Windows Vista》
Windows Vistaはプロダクトキーを入れなくてもインストールでき、30日間はアクティベーション(ライセンス認証) なしで使い続けることができる。30日が経過するとWindows Vistaを起動し、ログインをした直後に下のような画面が出てくる。 ライセンス認証を受ければデスクトップが現れるし、「制限された機能でコンピュータにアクセスします」 を選ぶとブラウザだけが使用できる状態になる。ブラウザだけが使えるというのは、「オンラインでプロダクトキーを購入し、 そのプロダクトキーでアクティベーションせよ」ということらしい。

うちの場合、何台ものテスト用マシン(実機もあれば仮想マシンもある)にWindows Vistaをインストールしているが、 うっかりするとそのうちのどれかが期限切れになっていつものようにログオンできなくなってしまう。 そういうマシンに限って重要なデータが入っていたりする。いわゆるマーフィの法則だ。
だが、制限モードの状態でもライセンス認証の情報をクリアして、アクティベーションの猶予期限を延ばすことができないのか? 試しにやってみたところ、あっさりと猶予期限を延ばすことができてしまった。方法は次の通り。
- 上の画面で「制限された機能でコンピュータにアクセスします」をクリック
- ブラウザが起動したら、アドレスバーに「c:\windows\system32」と入力
- フォルダウィンドウが開く。「cmd.exe」というファイルを探す
- cmd.exeを右クリックし「管理者として実行」を選択
- コマンドプロンプトのウィンドウが開く。
- 「slmgr.vbs -rearm」と呪文を入力。
- 「コマンドは正常に完了しました」と表示されたら、ログオフしてPCを再起動。
これでふたたび30日間はアクティベーションしなくても通常通りに使えるようになる。再起動せずに、 ログオフ→ログオンするだけではエラーが出てデスクトップにたどり着けなかった。
ただし、この方法を使うのは緊急避難のときだけ。また、現在は猶予期限を延ばせるけれど、 将来的にはマイクロソフトが対策を講じる可能性も高い。正直にプロダクトキーを入力してアクティベーションしましょう。
とはいっても、Technetの10ライセンスなんて、マシン構成をいじっているとあっという間に使い切るからなあ…。
(2007年2月21日追記)
Gigazineで知ったのですが、slmgr.vbsの-rearmオプションが有効なのは3回まで。つまり、
猶予期間は最大でも120日ということです。rearmで永遠に使い続けることが可能なわけではありません。
http://www.microsoft.com/japan/technet/windowsvista/plan/volact1.mspx
投稿者 yasu : 21:00 | コメント (0) | トラックバック (0)
Windows VistaからSambaのファイルサーバーにアクセスできない。LinkStationやTeraStationにもログインできない!
《2007年2月20日》 《カテゴリー:Windows Vista》
Windows Vistaでは共有フォルダへログインするときの認証方法が変更されたので、 Sambaサーバーへのログインに失敗する。 LinkStationやTeraStationなどのNASも内部的にはSambaを使用しているので、同様にログインできなくなる。 仕方ないので認証を外すなんて危ないことをしている人も少なくないのではないか。
この場合、Vista側のセキュリティポリシーを変更すれば、Sambaサーバー(およびNAS)にもログインできるようになる。 次の手順で設定する。
- スタートメニューの検索ボックスに「secpol.msc」と入力してEnterキーを押す。
- 「ローカルセキュリティポリシー」が起動する。
- 左側のツリーで「ローカルポリシー」→「セキュリティオプション」の順に選択する。
- 右側のリストから「ネットワークセキュリティ:LAN Manager認証レベル」という項目を探し出し、ダブルクリック。
- 値を「NTLM応答のみ送信する」に変更する。
もっと詳しく知りたいときはマイクロソフトのサポートサイトのこちらのページを参照。 上記作業が面倒な人は、このレジストリファイル (ntlm.reg)をダウンロードしてダブルクリックすればOK。
投稿者 yasu : 19:35 | コメント (2) | トラックバック (0)
Windows VistaでCaps LockキーとCtrlキーを入れ替えるには
《2007年2月20日》 《カテゴリー:Windows Vista》
CtrlキーはAキーの隣になりと使いにくい。そう思う人は少なくないはず。Windows Vistaではレジストリをちょっといじるだけで、Caps LockキーとCtrlキーの位置を入れ替えられる。 やりかたはWindows XPのときとまったく同じだった。
レジストリエディタを起動して、 「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layout」を開き、バイナリ値で「Scancode Map」という値を作成。その内容を 「00,00,00,00,00,00,00,00,03,00,00,00,1d,00,3a,00,3a,00,1d,00,00,00,00,00」 とする。
面倒なときはこのリンク (capslock.reg)を右クリックしてファイルをHDDに保存し、ダブルクリックするとレジストリに書き込まれる。 設定変更を有効にするにはログオフするか再起動する。キーの配置を元に戻すにはレジストリエディタで上記の値を削除する。
投稿者 yasu : 18:49 | コメント (0) | トラックバック (0)
ISPのフィルタをすり抜ける迷惑メールの数が激増。メールボックスはスパムだらけ & Windows DefenderのXP版を発見
《2007年2月20日》 《カテゴリー:ニュース》
日経パソコン PConlineの記事。
「国内の迷惑メールが倍増、ISPは泣いている」センドメール社長
スパムとは本当にやっかいなもの。うちではプロバイダのサービスとクライアント側のソフトで二重にはじいているため、 受信トレイにスパムがまぎれこんでくることはない。だが、最近はプロバイダのスパムフィルタをすり抜けるものが多く、 メールソフトのスパムフォルダにかなりの数がたまっている。ほとんどは画像を使った新しいタイプで、 キャラクタベースでフィルタでは判定しにくいのだろう。
また、送信元のIPで判別するのも難しいようだ。上記記事にもボットによるスパム送信が増えているとある。 いくつかスパム関連でISPに取材したことがあるのだが、実際に国内でもボットはかなり広がっているとか。ボットの話を初めて聞いたとき、 「ほんまにそんなことができるのか?」と思ったものだが、いきなりあるユーザーが何千、 何万というメールを送り始めることは少なくないらしい。
その話を聞いてから自分も急に怖くなって、ネットワークの帯域を監視するツールを常駐させることにした。というか、Google Desktopのガジェットのひとつ「システムモニタ」を追加したわけだが、ときどきシステムモニタに目をやって、 異常な通信が発生していないかチェックする。
ボットはもちろんだが、スパイウェアによる情報流出も怖い。今まで気付かなかったのだが、Windows Vistaの新機能と言われているスパイウェア検出ソフト「Windows Defender」は、Windows XP向けも無償で提供されていた。このページからダウンロードできた。 最近、Vistaにばかり目がいっていて気付かなかった。どうも細かいところはVista搭載のWindows Defenderと違いがあるようだ。MSのサイトによると…
Q. Windows Vistaに含まれているバージョンのWindows Defenderでは、 保護機能が強化されているのですか?
A. はい。 Windows Vista に含まれているWindows Defenderはパフォーマンスとセキュリティがさらに強化されており、変更されたファイルのみのスキャン、 セキュリティが強化されたアカウントでの実行、ファイルの実行時のスキャンなどの機能を利用できます。 また、Internet Explorer 7を使用している場合は、ダウンロード時にもファイルをスキャンできます。
これだけではどういうことかよく分からない。今度、実際にインストールして試してみよう。
投稿者 yasu : 18:38 | コメント (0) | トラックバック (0)
Windows Vista開発史。マイクロソフトの悪戦苦闘する姿が見て取れます
《2007年2月14日》 《カテゴリー:Windows Vista》
連休中に「Windows Vista 開発史」を読みました。
VistaがどういうOSであるかを知るのに参考になります。
おすすめです。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070130/259979/
投稿者 yasu : 13:51 | コメント (0) | トラックバック (0)
Windows Vistaのアクティベーション。どういう仕組みでライセンス認証している??
《2007年2月11日》 《カテゴリー:Windows Vista》
先日、Windows Vistaの最新事情という記事をニュースサイトで書きました。その後、もう少しWindows Vistaのアクティベーション (ライセンス認証)について詳しく調べてみました。
アクティベーション(ライセンス認証)とは
アクティベーション(ライセンス認証)とは、ソフトウェアの不正コピーを防ぐための仕組みです。 ソフトウェアのプロダクトキーとハードウェアの構成情報を一対一に結びつけ、 それ以外のハードウェアには同じプロダクトキーでインストールできないようにします。 XP以降のWindowsやOfficeで導入されました。また、 アドビシステムズなど他のソフトウェアメーカーも同様のアクティベーションを採用しています。
(参考)マイクロソフトライセンス認証の事実
http://www.microsoft.com/japan/piracy/activation.mspx
(参考)プロダクトアクティベーションに関してよく寄せられる質問
http://support.microsoft.com/default.aspx/kb/302878/ja
(参考)アクティベーション - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3
Windows Vistaの場合、インストール後、30日以内にアクティベーションの手続きを行わなければ、 Vistaのフル機能を使えなくなります。期限が近づくと、通知領域に「Windowsのライセンス認証の手続きを今すぐ行ってください」 とメッセージがうるさく表示されます。このバルーンをクリックすれば、アクティベーションを行うための画面が表示されます。 手続き自体はほんの数十秒で終了します。途中で何か入力したりする必要はありません。


ちなみにVistaではインストール時にプロダクトキーを入力しなくても、インストールを完了させることが可能です。 プロダクトキーを空白のまま「次へ」をクリックすると、どのエディションとしてインストールするかを選択する画面が現れます。 こちらのページも参照してください。
アクティベーションしないとどうなる?
30日を経過してもアクティベーションを行わない場合、Windows Vistaは機能制限モードへ移行します。 Vistaへのログオンは可能ですが、利用できる機能は大幅に制限され、1時間後にはログオフされてしまいます。
(参考)Windows Vistaの機能制限モードの動作
http://support.microsoft.com/kb/925582/ja
下の画面がVistaにプロダクトキーを入力せずに30日放置し、その後に再起動したときの画面です。 その場ですぐにプロダクトキーを入力してアクティベーションするか、機能制限モードで利用するかを選択することができます。

ハードウェアの変更でもアクティベーションが必要に
実はアクティベーションが必要なのはインストール後だけではありません。 ハードウェアの構成を大幅に変更したときは別のコンピュータであると認識され、アクティベーションを再度行うことが求められます。
初期のXPでは構成変更後の初回起動時に再アクティベーションが求められましたが、 XPのServicePack1では3日間の猶予期間が認められました。 Vistaも同様に構成変更後の3日間に再アクティベーションを行わなければなりません。
そこで問題になるのが、いかなる場面で再アクティベーションが必要になるのか。大幅な構成変更とは何を指しているのか。 マイクロソフトのサイトにはXPの情報しかありませんが、Vistaでも同様のシステムが採用されているのではないかと推測されます。 10のポイントを監視して、そのうち一定以上の変更があると再アクティベーションを要求します。 ネットワークアダプタに変更がないときは6つ以上の変更、 ネットワークアダプタが変わったときは4つ以上の変更で再アクティベーションが求められます。
判別に使われるハードウェアコンポーネントは次の通りです。
- ディスプレイアダプタ
- SCSIアダプタ
- IDEアダプタ
- ネットワークアダプタのMACアドレス
- RAM量の範囲(0~64MBや64~128MBなど)
- プロセッサタイプ
- プロセッサのシリアル番号
- ハードドライブデバイス
- ハードドライブボリュームのシリアル番号
- CD-ROM/CD-RW/DVD-ROM
(参考)Windows XP プロダクトアクティベーション
http://www.microsoft.com/japan/technet/prodtechnol/winxppro/evaluate/xpactiv.mspx
短期間に大幅な変更を繰り返すとネット経由でのアクティベーションが拒否されます。 ネット経由でのアクティベーションは1年4回までに限られ、それ以上は電話でアクティベーションを行います。 自分は電話したことがないのですが、状況によってはどういう構成変更をしたのか説明しなければならないことがあるようです。
アクティベーションをしなくてもいいケースがある
Windowsをプレインストールしたメーカー製パソコンの場合、アクティベーションを行う必要はありません。 メーカー製パソコンではBIOSの情報を参照することで、正規のハードウェアであるかどうかをチェックします。 BIOSに改変が加えられない限りは、いくらハードウェアの構成を変更しても再アクティベーションを求められることはありません。 この方式を「SLP(System Lock Preinstall)」と呼びます。
また、XPのころは企業向けのボリュームライセンス(VL)でもアクティベーションが不要でした。 特定のプロダクトキーではアクティベーションを行う必要がありません。しかし、Windows Vistaではボリュームライセンスでもアクティベーションが必須になっています。PCを大量導入するユーザー向けにはKMS(Key Management Service)のキーが発行され、Windows Server 2003サーバでKMSサービスを稼働させ、 まとめてライセンス認証を行うというシステムが導入されました。
(参考)Windows Vista ボリュームアクティベーション2.0 ステップバイステップガイド
http://www.microsoft.com/japan/technet/windowsvista/plan/volact1.mspx
アクティベーションを回避する試み
アクティベーションというシステムは、パーツの組み替えを頻繁に行う自作ユーザーに不評なのはもちろん、 企業ユーザーからも不満が寄せられています。管理やサポートが面倒になるだけでなく、 アクティベーションのための通信が発生するのも台数が多い場合は問題です。
下の参考記事にはこういう一節があります。アクティベーションを回避する試みは、 個人が趣味ベースで行うものではなくなりつつあるようです。
今回のクラッキングは、違法コピーは若者たちが遊び半分で行っているだけではないことを示している。 KMSを迂回するソフトウェアを必要とするのは、ボリューム・ライセンスを利用している企業だけだからだ。
(参考)Vistaのアクティベーションを偽装するツールが登場
http://www.computerworld.jp/news/sec/54350.html
WindowsXPやOfficeXP/2003のころは、ボリュームライセンス(VL) 版ではアクティベーションが不要であることを利用し、 リテール版にVL版の一部システムファイルを組み込むことでアクティベーションが回避できました。 ネットではVL版のファイルが流通しているほか、それらのファイルを適用したクラック済みのCDイメージも見かけます。また、 秋葉原やYahoo! オークションで販売されている海賊版もこうしたクラックによってアクティベーションを回避したものだと思われます。
当然、マイクロソフトもこうしたクラックに対応し、新たな防御策をとっています。まず、Service Pack1では流出したVL版のプロダクトキーを利用できないように対策しました。また、2005年には「WGA(Windows Genuine Advantage)」という認証プログラムを開始し、 アクティベーションを回避したWindowsでも改めて認証を受けなければ、Windows Updateやダウンロードセンターなどを利用できません(自動更新はWGAの認証を受けなくても利用できるため、 最低限のセキュリティパッチは適用されます)。
当然、WGAを回避する方法も編み出されています。初期はWGAのプラグインを無効にするだけでWindows Updateなどを利用できましたが、マイクロソフトが対策を施すと、別のさまざまな方法が考え出されています。
Vistaのアクティベーション回避
Windows VistaではVL版でもアクティベーションが必要になったため、 XPと同様の方法ではアクティベーションを回避できません。さらに、 システムファイルが改変されていないかをチェックする機能まで盛り込まれています。
これまでいくつかの方法が考え出されましたが、いずれもアクティベーションのシステムを根本からクラックしたものではありません。 すでにいくつかの手法はマイクロソフトがすでに対策をとっています。
- ベータ版やRC版、正式版のファイルを組み合わせるもの。「フランケンビルド」と呼ばれる。
- ボリュームライセンスのVistaをまとめて認証するKMSを悪用するもの。
- システムファイルを改変して30日間というアクティベーションの猶予期間を延長するもの。「タイマーストップ」と呼ばれる。
このほかにも、メーカー製パソコンがアクティベーションを不要であることを利用し、 BIOSの内容を書き換える方法も考えられています。すでに上述したように、SLPではBIOSの中の一部情報を参照し、 正規のハードウェアとプロダクトキーの組み合わせであればアクティベーションは不要でした。ところが、 XPのSLPはBIOSの製造者情報くらいしか参照していなかったのに対し、 VistaのSLPが参照する情報は暗号化して格納されているのではないかと見られています。
また、2月4日にはイランで正規版と同様に動作する海賊版が販売されているという報道がありました(こちらのページ) 。続報がないので真偽のほどは分かりません。
投稿者 yasu : 08:59 | コメント (0) | トラックバック (0)
MSNのWindows Vista紹介。新機能を概観するには最適だが、細かいところには間違いも
《2007年2月 9日》 《カテゴリー:Windows Vista》
マイクロソフトが運営するMSNの中に、 「製品担当者に聞くWindows Vista 50問50答」という記事があります。 Vistaの新機能を概観するにはとても良くできています。「Vistaで何が変わる?」と知りたい人は、 ざっと目を通してみることをおすすめします。すでにVistaを使っている人でも「こんな機能があったとは知らなかった」 というポイントがきっとあるはずです。
ただ、インストール編には間違いも。 アップグレード版から新規インストールするときは、パーティションの分割ができません。 あらかじめ他社のソフトを使ってパーティションの設定をすませてからインストールを開始する必要があります(詳細はこちらのページ) 。パッケージの数があまりに多すぎ、インストール方法にも違いがあるため、マイクロソフトも把握し切れてはいないような気がします。
また、マイクロソフトのサイトでもさまざまな場所で取り上げられている「Windows転送ツール」ですが、転送可能な項目として 「プログラムの設定」があります。しかし、すべてのプログラムの設定が転送されるわけではありません。 どの範囲のプログラムが設定を転送できるのか、マイクロソフトにも確認をとりましたが、明確な答えは得られませんでした。 基本的にソフトはVista側で再設定する必要があります。
投稿者 yasu : 08:06 | コメント (0) | トラックバック (0)